ワークショップ
単糖、二糖、オリゴ糖類等の糖質は、カロリー源としてばかりではなく、様々な食品において物理機能や生理機能の付与に利用されており、食品の特性を規定している重要な成分です。 糖質の開発・利用に際しては、研究段階においては目的とする糖質を単離して構造を決定すること、利用段階においては複雑な食品成分の中から目的とする糖質を分離・定量することが重要となります。
今回のワークショップでは、「実践的な糖の分離・分析及び構造解析技術」に焦点をあて、分離・分析のパートでは、液体クロマトグラフィー関連装置等のメーカーからの分離・分析技術と装置に関する基礎から実践に係る講演、構造解析技術のパートでは、構造解析の基礎と実践を、最新のテクニックを含めた内容で、構造解析に携わる研究者から解説いただく講演となっています。
このワークショップは、民間企業に勤めて糖の分析を始めた若手研究者、大学院生、研究機関の若手研究員や、糖質分野の研究開発に新たにチャレンジする研究者から、あらためて基礎や実践的内容を学びたい中堅研究者を対象にしています。皆様方の積極的な参加をお待ちしています。
対 象 |
会員、非会員を問いません。 |
日 程 |
平成24年5月18日(金)10時25分~16時40分 |
会 場 |
東京大学大学院農学生命科学研究科キャンパス(文京区弥生1-1-1)
「フードサイエンス棟 1F・中島董一郎記念ホール」 |
アクセス |
「中島董一郎記念ホール」は東京大学農学部7号館B棟横のフードサイエンス棟1Fにあります。
下記キャンパスマップならびにアクセスマップをご参照ください。
東京大学弥生キャンパスマップ:
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/campus/overview.html
東京大学本郷・弥生キャンパスアクセスマップ:
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html |
定 員 |
50名 |
会 費 |
無料 |
申込締切 |
平成24年5月11日(金)
※定員に達すると期限前に締切りさせていただきます。 |
申込先 |
申込書(PDF 99KB,MS-Word 34KB)にご記入の上,郵送またはファックスで下記宛,お申込み下さい。
株式会社毎日学術フォーラム内 日本応用糖質科学会事務局
〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋 1-1-1 パレスサイドビル2F
Tel 03-6267-4550 Fax 03-6267-4555 E-mail jsag@mynavi.jp
担当者 服部元紀 |
内容 |
10:00~10:20 |
受付 |
10:25~10:30 |
「はじめに」 |
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【分離・分析技術】 |
10:30~11:10 |
「糖分析における分離モードとカラムの選択」
昭和電工(株) ショウデックスサービスセンター 大出 桂 |
11:10~11:50 |
「種々の糖分析メソッドの条件最適化とその応用例の紹介~単糖から多糖まで、親水性相互作用からサイズ排除まで~」
東ソー(株) 伊藤 誠治 |
11:50~12:30 |
陰イオン交換カラムとアンペロメトリー検出器とを組み合わせた糖分析、HPAE-PAD法と新しい荷電化粒子検出器の糖分析への応用」
日本ダイオネクス(株) 松林 匡久 |
12:30~13:30 |
昼休み・展示(昼食は各自で学内外の食堂をご利用ください) |
13:30~14:30 |
「糖質の分離精製 -基礎検討から工業化まで-」
日本錬水(株)研究所 安元 誠 |
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【構造解析技術】 |
14:30~15:30 |
「糖質のNMRによる構造解析-オリゴ糖‐アルカリ金属イオン複合体の解析を例にして-」
明星大学理工学部 田代 充 |
15:30~16:30 |
「細胞壁多糖の構造解析」
元(独)森林総合研究所 石井 忠 |
16:30~16:40 |
「おわりに」 |
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企 画 |
日本食品化工(株)研究所 戸塚 篤史
(独)農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所 北村 義明
東京大学大学院農学生命科学研究科 伏信 進矢 |
問合せ先 |
戸塚 篤史(日本食品化工㈱研究所)
Tel.0545-53-5995 Fax.0545-53-1119
北村 義明((独)農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所)
Tel.029-838-8013 Fax.029-838-7996 |