東北支部
2021年は糖質科学の巨魁フレンチ先生の没後40年。フレンチ先生は、天然澱粉に中空コアのらせん構造が存在することに気づき二重らせん構造を提案されたことで有名ですが、フレンチ先生が澱粉構造研究を目的として創出された酵素的アプローチによる澱粉の分枝パターンの分析手法は、澱粉構造の理解に貢献したのみならず、糖質関連酵素を用いたオリゴ糖産業の発展に結びつきました。そこで2021年度の東北支部会オンライン講演会として、澱粉関連酵素が生体内で働き天然澱粉の構造に変化を与えるメカニズムを解明した藤田直子先生(秋田県立大学)と、糖質関連酵素を様々な糖質へ応用展開する手法を確立した尾形慎先生(福島大学)に加えて、糖質関連酵素の産業利用をさらに発展させた技術である発酵生産の基礎から応用まで研究された春見隆文先生(元農林水産省食品総合研究所長)に御講演をいただくこととしました。是非御参加下さい。
主催 |
日本応用糖質科学会東北支部会 |
期日 |
2022年1月29日(土)13:30-16:00 |
会場 |
Zoomによるオンライン形式 |
参加費 |
無料 |
参加登録 |
1月22日(土)までに下記の参加登録方法に従って事前登録を行ってください。 |
内容 |
13:30-13:40 |
開会挨拶 支部長 藤井智幸氏(東北大学教授) |
13:40-14:10 |
2021年度日本応用糖質科学会奨励賞 受賞講演(座長:戸谷一英氏)
尾形慎氏(福島大学准教授)
「化学酵素融合法によるキチン糖類の合成・変換に関する研究」
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14:10-14:40 |
2021年度日本応用糖質科学会学会賞 受賞講演(座長:吉田孝氏)
藤田直子氏(秋田県立大学教授)
「澱粉生合成メカニズムの解明と変異体米を用いた新品種の開発」
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14:40-14:55 |
休憩 接続確認 |
14:55-15:55 |
基調講演(座長:藤井智幸氏)
春見隆文氏
((一財)日本醤油技術センター理事長、元日本大学教授、元農林水産省食品総合研究所長)
「糖質研究を振り返って」
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15:55-16:00 |
閉会挨拶 副支部長 髙橋徹氏(秋田県総合食品研究センター) |
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参加申込み方法 |
東北支部事務局(尾形)までメールにてご連絡をください。後日、ZoomのIDとパスワードをメールにてお送りします。
問合せ先 日本応用糖質科学会東北支部事務局(尾形慎)
[E-mail: ogata@agri.fukushima-u.ac.jp, TEL: 024-503-4982]
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