シンポジウム

第4回多糖の未来シンポジウム
-多糖の資源活用と機能探求に向けて-

 多糖は人類存続にとって必須の生活資源である。日本化学会糖鎖化学研究会の提案により、多糖に関連する学会が協力しあって、「多糖の未来プロジェクト」が平成18年に発足した。多糖は、太陽の恵みを受けて地球上で大量に生産されている。地球規模でのバイオマス資源としての多糖をいかに活用するか、また多糖に期待できる多様な機能をいかに探求していくかは、我が国の学術と産業の両方において強力に推し進めなければならない最重要課題である。また多糖の重要性を現代社会に広く訴えていかなければならないことも課題である。さらに、生体内の糖鎖機能の解明と創薬を目指している「糖鎖科学」と協力しあって、人類の豊かな生存を実現できる大いなる可能性も多糖は秘めている。
最近の多糖に関する学術と産業の展開にはめざましいものがある。「材料・医療・食糧としての多糖の魅力」のテーマにて3回のフォーラムを開催し、各方面から多大の関心を集めることができた。今年は、第4回「多糖の未来フォーラム」として、11月2日に東京にて開催する運びとなった。多糖の未来フォーラムを推進することで、我が国における多糖の学術と産業の重要性と魅力が現代社会に広く浸透し、この分野がさらに活発になることを願っている。
以上のような趣旨にご賛同いただき、ご支援、ご協力をお願いするとともに、多数の皆様方にご参加いただきたくお願い申し上げます。

日時

平成22年11月2日(火)13:20~19:30

会場

東京医科歯科大学歯科外来事務楝4F歯学部特別講堂
(東京都文京区湯島1-5-45)

交 通

JR中央線、総武線「御茶ノ水」駅下車、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」下車、千代田線「新御茶ノ水」駅下車
下記ホームページ(6)の建物です。
http://www.tmd.ac.jp/outline/campus-map/index.html

主 催

日本化学会(糖鎖化学研究会)、日本応用糖質科学会、セルロース学会、日本キチン-キトサン学会、シクロデキストリン学会

共 催

日本糖質学会、高分子学会、日本農芸化学会、(財)科学技術戦略推進機構、(財)バイオインダストリー協会、積水化学自然に学ぶものづくり研究助成プログラム、水谷糖質科学振興財団、グライコフォーラム

内容
13:00-13:30

開会挨拶 小林一清

13:30-14:10

正田 晋一郎(東北大学工学研究科)
「酵素を使った多糖バイオマスの再構築技術」

14:10-14:50

矢野 浩之(京都大学生存圏研究所)
「植物で自動車を創る -セルロースナノ材料が拓く未来-」

14:50-15:30

原田 明(大阪大学理学研究科)
「シクロデキストリンを用いた新たな材料の開発」

15:30-15:50

休憩

15:50-16:30

栗木  隆(江崎グリコ株式会社)
「酵素合成グリコーゲンの免疫賦活効果とそのメカニズム」

16:30-17:10

小川 温子(お茶の水女子大学理学部)
「細胞外マトリックス分子の糖鎖による肝再生の制御」

ホームページ

http://www.labonet.net/akiyoshi/index.php

参加費

無料、懇親会5,000円

申込方法

勤務先、所属学会、E-mailアドレス、懇親会の参加の有無を明記して、
E-mail: sawada.org@tmd.ac.jpにお申し込みください。

参加申込締切

平成22年10月23日

連絡先

東京医科歯科大学生体材料工学研究所
澤田 晋一、秋吉 一成 TEL03-5280-8022

ポスター

PDFファイル(1444KB)