シンポジウム
東海国立大学機構糖鎖生命コア研究拠点(iGCORE)では、「糖鎖」に関する研究力の向上とともに、我が国のイノベーション創出を実現すべく、「第5回 糖鎖技術研究セミナー」を開催いたします。
【第5回 糖鎖技術研究セミナー】
植物由来複合多糖類の潜在価値の理解とその利用:ペクチンの精緻な構造と産業展開
日時:2024年3月11日(月) 午後 1:00~3:00
場所:オンライン(Zoom)
お申し込み :https://forms.gle/dJcrz7FAK5VaUSUs8
お申込みいただいたみなさまには、当日までに参加用ZOOM URLをご案内させていただいております。
ご不明の点がございましたら contact【at】igcore.nagoya-u.ac.jp までご連絡ください。
(【at】部分を@に変えてください)
陸上植物の細胞壁成分である「ペクチン」は,非常に複雑な構造を有する複合多糖類で、植物種による違いの他、熟成の時期によってもその構造が変化する。しかし、その複雑で精緻な構造の生合成機構については不明な点が多い。一方,ペクチンは増粘剤や乳化剤など食品添加物の原材料として広く利用されており、長い歴史があるものの、産業利用に向けたポテンシャルはまだ計り知れない。そこで,植物がなぜ,どのようにしてペクチンをつくるのかについての最前線研究をフォローし、産業利用に欠かせない構造決定と改変技術、そして実際ペクチン流通にかかわる企業からの現況報告を通じて,天然多糖類の基礎研究から社会実装までを俯瞰したい。
【プログラム】
第5回 糖鎖技術研究セミナー