ワークショップ
澱粉をはじめとする糖質は、カロリー源としてばかりではなく、様々な食品において物理機能や生理機能が利用され、食品の特性を規定している重要な成分です。
今回のワークショップでは、(1)澱粉に焦点をあてその構造、物性、生合成など澱粉科学の基礎、(2)澱粉の機能性を更に高めるための手段である酵素化学の基礎、(3)こうした基礎技術を基に既に商品化されている加工澱粉、難消化性デキストリン、リン酸化オリゴ糖、配糖体に関して、製造技術から機能性開発、商品化にいたるまでの一連の話題を、各分野の専門家の方々が分かりやすく講演いたします。
このワークショップは、糖質科学に関心のある方、糖質を利用した食品の研究開発を計画している方、製品化を検討している方を対象にしております。また、ワークショップの参加者は30名と少人数であり、質疑応答時間を十分に設けてありますので、専門知識の吸収ばかりでなく共同研究・開発先を探しておられる方々の末永い出会いの場となり、これをきっかけに新しい機能を持つ食品の開発につながることを期待しております。皆様方の積極的な参加をお待ちしています。
| 対 象 |
主として企業・研究機関に所属し、「糖質科学の基礎と製品化の実際」について履修を希望する研究者。会員、非会員を問いません。ワークショップ参加後の新入会は会費(正会員6,000円)が1年間免除されます。 |
| 日 程 |
平成22年5月27日(木),28日(金) |
| 会 場 |
1日目 「キリンビール横浜工場内 キリン横浜ビアビレッジ レストランビアポート 202室」
〒230-8628横浜市鶴見区生麦1-17-1 Tel 045-506-3013
2日目 鶴見会館
〒230-0051横浜市鶴見区鶴見中央3-19-11 Tel 045-501-4024 |
| 定 員 |
30名 |
| 会 費 |
30,000円(懇親会、昼食代を含む)
(会費振込先は受講申込書を受領後にご連絡します) |
| 申込締切 |
平成22年5月14日(金) |
| 申込先 |
申込書(PDF 99KB,MS-Word 34KB)にご記入の上,郵送またはファックスで下記宛,お申込み下さい。
株式会社毎日学術フォーラム内 日本応用糖質科学会事務局
〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋 1-1-1 パレスサイドビル2F
Tel 03-6267-4550 Fax 03-6267-4555 E-mail jsag@mynavi.jp
担当者 服部元紀 |
| 内容 |
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第1日目 5月27日(キリンビール横浜工場) |
| 12:40~13:00 |
受付 |
| 13:05~13:10 |
「はじめに」
日本応用糖質科学会会長 竹田 靖史 |
| 13:10~14:40 |
「澱粉を熟知するために-澱粉科学の基礎-」
九州大学農学研究院附属遺伝子資源研究センター 佐藤 光 |
| 14:50~16:30 |
施設見学「キリンビール横浜工場」 |
| 16:30~17:00 |
「今後の応用糖質を支える方に」
日本応用糖質科学会副会長 栗木 隆 |
| 17:30~19:30 |
懇親会「キリンビアビレッジ内レストラン」 |
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第2日目 5月28日(鶴見会館) |
| 8:50~10:30 |
「酵素を上手に利用するために-反応速度論から立体構造まで-」
東京農工大学大学院共生科学技術研究院生命農学部門
殿塚 隆史 |
| 10:40~12:10 |
「加工食品の原料で困ったらまず加工澱粉-その開発と利用-」
日本食品化工(株)研究所応用開発課 安東 竜一 |
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休憩 |
| 13:00~14:30 |
「多機能で広範囲に使用できるトクホ素材-難消化性デキストリンの開発と利用」
松谷化学工業(株)研究所 取締役副所長 大隈 一裕 |
| 14:40~16:10 |
「加水分解と転移反応を駆使して製造される新規機能性糖質の開発と食品への利用」
江崎グリコ(株)研究本部技術参与 米谷 俊 |
| 16:00~16:30 |
総合討論 |
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| 企 画 |
塩水港精糖(株)糖質研究所 藤田 孝輝
(独)農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所 林 清 |
| 問合せ先 |
藤田 孝輝
塩水港精糖(株)糖質研究所
Tel 045-780-1922 Fax 045-780-1920
林 清
(独)農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所
Tel 029-838-8002 Fax 029-838-7996 |
| 交通アクセス |
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